充電器の大きな数字が、そのまま一台のPCへ届くとは限りません。複数ポートモデルでは、一台だけをつないだ時と、二台以上を同時につないだ時で配分が変わる製品があります。
必要なのは最大値競争ではなく、普段の組み合わせです。PC、スマートフォン、イヤホンを同時につなぐなら、製品の出力表からその行を探します。PCの純正アダプターに書かれた出力やメーカーの必要条件も横へ置きましょう。
01
同時接続の条件を出す
01
PCの受電条件
純正アダプター表示とPC公式仕様を確認
充電器の合計値と混同しないため02
同時に充電する台数
普段同時につなぐ最大の組み合わせを書く
ポート配分表の該当行を選ぶため03
ケーブル表示
USB-IF認証表示などで対応電力を確認
充電器だけ高出力でも経路全体が対応しない場合があるため表は左右にスクロールできます
| 表示 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| 合計100W | 全ポート合計の上限 | PC一台へ常に100W届くか |
| USB-C1 最大65W | 単独時など指定条件の上限 | C2併用時の配分 |
| C1 65W+C2 30W | その組み合わせの配分例 | 手持ち機器が実際に要求する電力 |
| 240W対応ケーブル | ケーブルの電力対応表示 | PC・充電器の対応 |
02
出力配分を読む順番
- 01
純正電源の表示を写す
Output欄とPCメーカーの案内を確認します。会社支給PCでは指定電源以外を禁止している場合があるため、社内規程も条件へ加えます。
- 02
同時接続を一行にする
「PC+スマートフォン」「PCだけ」のように、実際に使う二行だけを書きます。全パターンを暗記する必要はありません。
- 03
製品の配分表で同じ行を探す
ポート名まで合わせます。差す場所で配分が変わる製品なら、机上で迷わないよう使うポートを決めます。
- 04
ケーブルまで照合する
電力表示とコネクターを見ます。USB-IFは認証USB-Cケーブルに60Wまたは240Wの電力表示を用いています。表示のない手持ちケーブルへ高出力対応を推測しません。
MINIMUM KIT
電力を照合するもの
- 純正アダプターの表示写真必要条件を店頭や比較画面でも確認する
- 同時接続メモ配分表の該当組み合わせを見失わない
04
65W必要なPCを含む例
仮にPCメーカーが65W級の電源を指定しているとします。候補の合計が100Wでも、二台同時の表が「C1 60W+C2 30W」なら、指定条件と同じとは扱えません。一方、PC単独で必要条件を満たし、スマートフォンを急いで充電しない運用なら、同時接続をやめる判断もできます。ここでの数値は計算例です。購入時は候補製品とPCの公式表へ置き換えてください。
- 充電速度を実測した記事ではない
- 独自急速充電規格や会社の利用規程も確認する
- 発熱や異常があれば使用を中止し、メーカー案内に従う
05
確認した情報
- USB-IF|USB Charger (USB Power Delivery)確認日 2026-09-10
- USB-IF|USB Power Delivery and multi-port chargers確認日 2026-09-10
- USB-IF|USB Cable and Connector Guidelines確認日 2026-09-10